令和2年度 空気調和・衛生工学会大会にて、高瀬研究室の永倉直武さんが優秀講演奨励賞を授与しました。

受賞講演タイトル:集合住宅を対象とした用途別エネルギー消費量分析に基づく省エネ提案及びその効果 その3 省エネ行動と世帯属性の関係性とコロナウイルス感染防止対策の影響の把握

内容:

2020年9月9日~30日にオンライン開催された令和2年度空気調和・衛生工学会大会において、優秀講演奨励賞を受賞しました。
本研究では、環境省が近年収集を始めた全国の住宅のエネルギー消費量に関する統計データを用いて、省エネ行動の実施の有無や世帯属性の違いと、エネルギー消費量の関係を把握しました。さらに、首都圏の集合住宅およそ百世帯にて複数年に渡って得られた実測データを分析したうえで、各世帯のエネルギー消費実態に合せた省エネアドバイスを行い、省エネ行動を継続して実施することによる省エネ効果を示しました。さらには、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止のためにとった居住者の行動変容の影響についてもいち早く分析し、2020年春の緊急事態宣言によって家庭内のエネルギー・水消費量の大幅な増加やピーク時間のずれがあったことを、報告しました。